膝の痛み対策PREVENTION FOR KNEE

代表的な症例

中高年の方に起こりやすい症例と、そのメカニズムについて解説です。

大腿骨内顆(膝関節内顆)骨壊死

症例概要(症状・リスク)
  • 膝関節の内側に突発的な痛みが生じます。
    大腿骨への血流が悪くなり、大腿骨の内側の荷重部(内顆)にある骨組織の一部が壊死することによって発症する病気です。
    夜間に痛みが強くなるのが特徴で、中年期以降の女性に多くみられます。徐々に運動や歩行などの膝に負担のかかる動作を行うと痛みが強くなり、次第にその痛みは強くなりますが、徐々に軽減することもあります。関節面に大きな陥没ができることもあり、この場合は手術が必要になります。
  • 治療・ケアについて

    [保存療法]

    ダイエットに心掛け、できるだけ杖を持って歩きます。段差、階段などで踏み外したりしないように気をつけます。手術を行うタイミングを逃さないことが大切です。

    [手術療法]

    (これは大腿骨頭壊死症のことです)骨壊死による関節面の陥没が深い場合や広い場合には、荷重時の痛みが強く歩行が困難になることがあります。このような場合は手術が必要となり、膝のすぐ下で骨を切ってX脚に膝の形を変える「高位脛骨外反骨切り術」や、膝関節の内側だけの関節面を人工物に換える「人工膝関節片側置換術」、膝関節の内即外側両方の関節面を人工物に換える「人工膝関節全置換術」をします。どの手術が適切かは、膝や全身の状況をみて決めることになります。