腰の痛み対策PREVENTION FOR WAIST

中高年の腰の痛み

中高年の方の腰痛の悩みの概要と腰の構造について解説です。

腰の構造

  • 身体を曲げる、反る、ねじるといった動きを担う腰は、5つの骨が積み重なった腰椎(ようつい)と骨盤で構成されています。腰の上半身を支えると同時に、下半身から伝わる衝撃を受け止める役割を持ち、負担のかかりやすい部位です。
    腰の構造
    正常な脊柱(せきちゅう)はS型にカーブしています。(図1)人間が起立歩行するようになった過程でつくられたのが脊柱のS字カーブ。足から頭への衝撃を吸収し、上半身の柔軟な動きを可能にします。S字型の脊椎が全身の姿勢バランスをとることで、まわりの筋肉や靭帯(じんたい)の負担が軽減されるのです。
    脊柱は、椎骨(ついこつ)と椎間板(ついかんばん)でつくられています。
    脊柱は頚椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)、仙骨(せんこつ)、尾骨(びこつ)からなり、頚椎から腰椎までのひとつずつの骨を椎骨といいます。椎骨と椎骨の間には『椎間板』があり、クッションの役割をはたしています。そして脊柱は筋肉と靭帯のワイヤーロープに支えられています。そのままでは安定せず、靭帯・腹筋・背筋などがワイヤーロープのように脊柱を支え、必要な時にはしなやかな動きに対応しています。そのため、筋力が弱くなると脊柱を十分に支えられず、S字カーブがくずれて腰痛の原因となるのです。その他、痛みが発生する箇所、具合によって中高年の方に起こりやすい症例と、そのメカニズムについて紹介していきます。