ニッポンの技

アナログ×
デジタルが
実現
する創造力。

Vol.3 特殊造型クリエイター集団 ゼペット

ニッポンの技とは

日本人には、一つひとつ丁寧に仕事をする美意識があります。
スペシャリストとしてのこだわり、エキスパートとしての自負、
そして、自らのアイデンティティを吹き込むかのような強い意志があります。
そんな職人たちの技を、そこに語り継がれるストーリーを伝えたい。

サポーター専業ブランドとして、
医療事業を基準としたモノづくりを徹底的に追求してきたメディエイドだからこそ、
MADE IN JAPANの上質なクラフツマンシップに、
そこに携わるニッポンのスペシャリストたちに注目していきたいと考えています。

Vol.3特殊造型クリエイター集団 
ゼペット

日本人の繊細で器用な創造性を
アナログ×デジタルでもっと昇華させたい。
世界に誇る技がここにあります。

特殊造型とは~レバレッジで生み出す
クリエイティブ。

「特殊造型とは、映画やCM、TV番組やアミューズメント施設など、様々なエンターテインメント領域で目にする特殊マスクやスーツ、フィギュアやパペット、着ぐるみ、ロボットなどを作り出す技術。用途により求められる内容も様々です。伝統芸能のようなルールはないので、こういったものをつくってくださいという妄想レベルのイメージや漠然とした曖昧なデザインでも、自分たちの経験と技術が、レバレッジとなって、より明確に実現化が出来るんです。ですが、それは、自己満足で完結するものでは駄目で、ある意味、オーダーへの答えであり、もっと言うと、造形物を見て感じたその先の受け手側にも刺激を与えるものになっていなければいけないと思っています。最近では、映画やTVの制作会社、広告代理店だけでなく、個人のお客様からもオーダーをいただきます」

ゼペット~特殊造型クリエイター集団

「弊社代表の岡部淳也が当時経営していた製作プロダクション ビルドアップ の造型部門へ、プロジェクトごとにフリーランスとして参加したのが始まりでした。その後、ビルドアップが円谷プロダクション(ウルトラマン等で有名な)と経営統合し、岡部が代表取締役副社長に就任したタイミングで社員になりました。その後、岡部が円谷プロを辞職し新会社ブラストを設立。僕も賛同し、社内部門として特殊造型部門ゼペットが立ち上がりましたが、最初は僕一人からのスタートでした。今はメンバーと一つの仕事を振り分けながらやっています。美大や専門学校出身の人間が多いのですが、この世界、特に修行や見習いみたいなものはなく、いきなり現場から。かっちりしたマニュアルやガイドもないので、ここのメンバーが頓智を利かせながら、これはこう作ればできるなど自分で考えて、組み上げています。まさに、クリエイティブな仕事ですよね」

プロのこだわり
~その観察眼、そして着眼点。

「たとえば、発注がロボットだったりすると動かなきゃいけない。となると一気にハードルが上がります。考え方が変わるというか。関節の動き、その可動域についてはフィギュアなども参考にしながら、こういうギミックで動いているんだな、と。また、動物の毛並みは約2か月くらいかけてつくっています。毛の生え際や流れを見ながら、顔や目の周りは自らの手で植毛したり。特に猫などの毛が短い動物は難しいですね。私たちは、ものをつくるという職業から、観察や勉強はもちろん、日々、いろいろなものに興味を持って接しています。
印象に残っているのは、青森の十和田市現代美術館にあるロン・ミュエクの「スタンディングウーマン」。彼の作品には感化されましたね。アカデミー賞を受賞されたメイクアップアーティストの辻一弘さんのデモンストレーションを見た時も感動しました」

メディエイドCM
~アンドロイドの誕生。

「今回、メディエイドのTVCMに登場するアンドロイドは、真マジンガーゼロ作者の余湖裕輝さんに原画デザインを依頼しました。そこから、よりスムースな関節の動きも実現させるべく、CGクリエイターと一緒に、人間のフォルムに近づけていって・・・。特に、腰回りにはこだわりましたね。あまり筋肉質になってもいけないなと、女性アスリートの要素も入れて。TVCM撮影では、アンドロイドの操演も自分たちでやりました。もちろん人形を動かす専門の方もいらっしゃるんですが、作った人間がやった方がいいというのが私たちの考えなんです。人形やアンドロイドに生命を吹き込んだ人間が動かした方が、その動きやイメージをよくわかっているし、気持ちも入ります。わが子を動かすような感覚ですね。
とにかくカクつかないように。滑らかに。撮影前には、実際自分で飛んだり、跳ねたり、走ったりしながら動きを確かめました」

アナログ×デジタル~特殊造型の進化系

「デジタル出力したものは、やはり深みと味わいがないというか。シンメトリーで出てしまうんです。人の顔は左右対称じゃない。鏡でみたときそれぞれ違う顔になる。ギリシャ彫刻も、デジタルで作ると味気なくなるというか、ドライにできちゃう。ぱきっと左右対称とか。深みがない、乾いた感じ。
だからこそ、人の顔は絶対に自分たちの手で、時間をかけてしっかりつくりあげていきます。出力したものを粘土に置き換えて、手で練り直して複製して、また作り直して・・・と徹底的にやっています。逆に、パーツはロボットで左右対称なので3Dプリンタで出力します。でも時間かかりますよ。出力するのにパーツひとつで2日以上かかったり」

メディエイドサポーター
~気軽に使えるフィット感

「手首サポーターは、フィット感があってソフトな素材だから、作業中も楽でした。特殊造型の仕事は、重いものを長時間持っていたりするので、手首を痛めたりしますが、安静にして数日たてば気にならなくなるので、これまでサポーターは使っていませんでした。でも、こんなに楽で、気軽に使えるならぜひ。また、座りっぱなしや立ちっぱなしが多く、腰にも負担がかかります。そんな時、補助してくれる腰サポーターも使ってみたいですね」

特殊造型の未来に向けて~次世代へのメッセージ

「特殊造型は、毎回違ったお題が来るので楽しいです。まるでアニメのキャラクターのように、自分のレベルが上がると、一段階ステージがアップした仕事が来たりして。現状に満足しないで、あれもやりたい、これもやりたいという気持ちを持ち続けることが大事だと思います。私たちは、毎年、特殊造型の本場であるハリウッドに研修に行かせて頂いているのですが、そこでも、あぁ日本人は繊細で、器用なんだなと実感します。この技術は世界に誇るものだし、広げていきたいですね。
特殊造型は、地味な作業も多く、決して華やかではありません。でも、私は、好きという気持ちを一番大切にしています。これからこの世界を目指す方にも、まずは好きになっていただき、自分の作品が完成した喜び、楽しさを味わってもらいたいですね」

メディエイド すっきりフィット 親指・手のひら(手のひら用サポーター 1個入り 左右兼用)
今回使用したサポーター
メディエイド すっきりフィット 親指・手のひら
(手のひら用サポーター 1個入り 左右兼用)
親指から手首にかけてしっかり&優しくサポート。本体が薄く、衣類とのかさばりも気になりません。縫い目が少ないやさしい肌触りにもこだわりました。
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Profile プロフィール

特殊造形クリエイター集団 
ゼペット

創業1989年。前身となる製作プロダクション ビルドアップ の造型部門では、映画、CM、TV、アミューズメント施設における様々な特殊造型、アニマトロニクス、着ぐるみなど、数多く創り出した後、円谷プロダクションと経営統合。2010年、映像製作会社IDA(現:株式会社ブラスト)を新たに設立。その社内造型部門として、従来の技術にCGモデリング、3Dプリンタ技術を加え、アナログ×デジタルを融合した国内唯一の造型技術と設備を備えた特殊造形スタジオ。